ま、ユングだったら、この夢、如何分析するか?知らんが、其ノ壱
もう二度と、もう二度と、もう二度と、決して、決して、決して、逢うことができないと思っていたのにもかかわらず、ふとしたきっかけのこんなタイミングで(どんなタイミング?)、ひょんなことから(どんなひょんなことから?)、いきなり、うちに帰って来てくれるだなんて!なんのまえぶれもなく予告もなく況してや もなく、突然、家に帰って来てくれたものだから、本当にうれしくて、もう、絶対にはなしはしない!と、黄泉世界へ絶対に帰したりするもんか!と、手を強く握り締めて、子供のように飛び跳ねながらよろこんでいたのだけれども、ふと気づくと、呆気なく、忽然と、姿を消していなくなってしまった。そして、ムーの編集部に、リアル体験として、突撃報告でもしてみようか?と、真剣に考える。また、眼前に突っ立てて在るホワイトボードにふと眼をやると、気の狂った人間が、街ゆく、全然、見ず知らずの人間に付き纏い、自らの過去の歴史についてしつこく訊きまくるというのような類いの奇行、それに至る精神状態の流れが事細かく図解で、初心者にも判り易く示されていて、俺は大いに共感する。それから暫くして、ベッドにもぐり込んで寛いでいると、突然、扉が開き、母親を含めて仲良し6人組が、俺が、今、いる部屋に這入って来たのだけれども、しかし、ふと気づくと、内装、調度品、及び 設え等がみなホテル仕様、 壁紙もウィリアムモーリス風であり、ベッドも俺が入っている以外は、みんな真っ白なシーツで皺ひとつなくちゃんと綺麗にベッドメイキングされており、(ベッドの)配置も、部屋の床面積に対して均等に配置、等間隔に設置されていた。ここはどこなのだろうか?どこかのホテルであることは判然としているのだけれども、その「どこか」がまったくもって予想すらつかない…。あわててベッドから飛び出すもの、元の木阿弥 In My L.I.F.E. いくらなんとか元のように美しいベッド姿に戻そうとあくせく苦闘、皺ダラケのベッドと対峙して しようとしても、決して、プロ仕様の寸分の狂いなく美しくベッドメイキングされたベッドには、到底、戻らなかったんだぜ…?
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登録日 2022.09.08 14:38
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