『ドリーム・ウォーカー』11.桜の下(1)アップ。
倒れた後、一日寝込んだ。母さんも父さんも妙な生き物のように遠回しに囲んで見ているだけの時間だった。
少し元気が出てくると、すぐに登校した。いくら春日が会わないといっても、同じクラスなんだし、そんなのできっこないと思っていた。
けれど、そうじゃなかった。
同じクラスにいるのに、春日が視界に入らない。話しかけようとすると別の奴に呼ばれたり、振り向いてみると春日との間を誰かが遮ったりする。授業で春日があてられることが極端に減り、あてられたときには僕の方が隣の奴に話しかけられたり、急に気分が悪くなった奴の付き添いに保健室へ行くはめになっりした。
リカもずっと休んでいるというのは気になったけど、それより、この奇妙なすれ違いは僕を焦らせた。春日の下校を待とうとしても、いろんな理由で待てなくなるのだ。
少し元気が出てくると、すぐに登校した。いくら春日が会わないといっても、同じクラスなんだし、そんなのできっこないと思っていた。
けれど、そうじゃなかった。
同じクラスにいるのに、春日が視界に入らない。話しかけようとすると別の奴に呼ばれたり、振り向いてみると春日との間を誰かが遮ったりする。授業で春日があてられることが極端に減り、あてられたときには僕の方が隣の奴に話しかけられたり、急に気分が悪くなった奴の付き添いに保健室へ行くはめになっりした。
リカもずっと休んでいるというのは気になったけど、それより、この奇妙なすれ違いは僕を焦らせた。春日の下校を待とうとしても、いろんな理由で待てなくなるのだ。
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登録日 2017.07.03 23:34
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