乗る駅を間違えたのか？それとも、乗る電車をあやまったのか？若しくは、寝過ごして寝違えたのか？判然としないのだけれども、ふと、覚醒し、頚部の痛みを 若干 感じながら無意識的おもむろに立ち上がり、吊革につかまり、無心で、何処かの駅で停車していると思しき電車のなかでぬぼうと突っ立っていたのだけれども見知らぬ駅で職質ララバイ。向かいのホームで手招きをする、鉄道員ではなく、鉄道Ｋ察か？身元ははっきりとしないのだけれども、…ちな、この駅のこのホームは、ホームとホームの間に線路がひとつしかあらず、一車輌しか出たり入ったりすることが出来ない単線仕様？になっていて、どちらのホームでからでも自由に乗り降りするこどか出来るように電車の左右の扉が両方とも開放されていたのだけれども、…それはさておき、鉄道員風の制服を来た男に導かれ、ホームに降り立ち、その鉄道員だか？鉄道Ｋ察だか？職種身分のはっきりしないすっきりしない妙に横柄な感じのする男の前に立つと、何の罪もない、従って、罰を受ける謂われのない、況してや、償う必要もありゃない、そして、なんの咎もない落ち度もないあやまちも犯してない、犯罪とは縁も由縁もない善良な市民であるオレのラヴァーソウルを持ち検されるというハードコアなエクスペリエンス。靴底キャッシュカードを発見されて自己弁護するオレはシャイニーなビースト、ストレンジの国のアリスと呼んでね？…あの、いや、これは、決して、シークレットなブーツではないんですよ！ラヴァーソウルというのはそもそもシークレットしていないブーツなのでありまして、また決して、背丈を詐称する為ではないのです！キャッシュカードはあくまでも、大手企業のカツアゲ対策なんです！と。人間なんだから、動物じゃないんだから、行く先々のお店でマーキングなんかをしたくないんですよ！自らの行動履歴だとか範囲を、権力機構に把握されたくないんです！これは巨大権力に対するわたくしなり小さな抵抗なのです！ただ、それだけなんですよ！