誤った税金運用をしても

 現代貨幣理論は、マクロ経済学に属しています。よってこの理論は国民にとってのお金の価値を、国家に絡めて定義しています。「納税手段になるから、お金には価値がある」がそれですね。私はこの定義に、腹が立って仕方ありません。この定義をした人は歴史を知らないのかな、と思えてならないのです。

 ハチャメチャな国家運営をしたせいで消滅した国は、数え切れぬほどあります。現代人の私達は歴史を振り返り「このハチャメチャぶりなら消滅も仕方ないな」と容易に納得できますが、当時の為政者たちは、容易な納得など到底不可能だったでしょう。そしてその人達は納税に対し、こう考えていたはずなんですよ。

『どんなに間違った税金運用をしても、国民は国に税金を払い続けなければならない』

 続きは次回に。
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登録日 2022.08.06 07:02

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