借用書という定義

 意味が少しだけ違う言葉を積み重ねていくことで、まったく異なる理論を相手に納得させる。

 上記は詐欺師や弁護士、及び学者達の常套手段です。「意味が少しだけ違う」には該当しませんが学者の例として、現代貨幣理論を挙げましょう。

 現代貨幣理論では貨幣つまりお金を、借用書と定義しています。さあ皆さん、考えてください。「美味しかったよ、ごちそうさま」や「楽しかったよ、ありがとう」の気持ちでお金を差し出すとき、皆さんはお金を、借用書として捉えていますか? 

 個人的にはこの「借用書」までは、現代貨幣理論を受け入れることが出来ます。理由は、借用書が成り立つには「あの人はお金を返してくれる」という、人々の信頼関係が前提にあるからです。心を重視する私にとってそれは、目くじら立てずともいいかなと思わせる、定義なんですね。

 続きは次回に。
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登録日 2022.08.04 06:39

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