映画にはＳＥＥ版というソフトがあります。
〈スペシャルエクステンデッドエディション〉
というやつです。

さらに映画には、
〈デジタルリマスター版〉
というソフトもあります。
グチャッと潰れていた輪郭や色が、
クッキリ見やすくなる処理です。
ノイズをなくしたりとか、
色味を変えるなどもあります。

これらは小説で言えば、
まさに今、ぼくがやろうとしていることだと、
（やっているではなく、やろうとしている）
やるからには、ちゃんとしたいなと、
妥協せずに作業を進めています。

ヒーローズ・トーナメント第三話は、比較的、
原型ままの部分が多かったですが、
それでもたぶん、九割近くは書き直しでした。

毎回、文章量も千文字くらいは増えています。
（追記：今確認したら二千文字増えてました）
（追記２：最終的に三千文字以上増えました）
九割消して、一割から三割増えれば、
創作量は最低でも十割なので、
これはもう、リメイクですよね。

唯一、完全新作より楽なのが、
頭に設定だの予告映像（的なもの）だのを、
常に置いておかなくていいという、
その一点のみです。

その一点がないことで、
修正に脳味噌の全部を割けるので、
ぜんぜん、加筆修正時とは感覚が違います。

改訂とは、リメイクのことなんですね。
最近ではリブートなんて言ったりしますが、
あれは日本語で、
『再起動』という意味らしいので、
なんのこっちゃわかりません。

まだリボーンのほうが、
『生まれ変わり』なので、
感覚としては合ってる気がします。

今日も、一日で一話は終わりませんでした。

下書きまでで精一杯。

でも、たしかに面倒ですが、
やりたかったことではあるので、
一話終わるたびにスッキリします。