小説に書くため、
夢精について調べていると、
なんか女医さんがデマカセな、
見当違いのアドバイスをしていました。

『幼少期、睡眠中に精通を迎え、
夢精してしまった男子には、
自分でパンツを洗わせるよう、
習慣づけさせましょう』
とかなんとか。

いやそれ、たぶんだけど子供、傷つくよ？
幼少期に異性の大人から言われたとなると、
たぶんトラウマになって、
将来、性生活に影響あると思うなぁ。

ぼくなら、
そんなこと言われたらきっとこう思う。

男の子に生まれてごめんなさい。
男の性の感覚をもってごめんなさい。
幼児から男性に育ってしまいごめんなさい。
汚ならしい男の自分が存在してごめんなさい。
って。

だって、
たとえば月経を迎えた女の子に、
生理で汚したパンツは毎回、
自分で洗いなさいって、
〈男親が〉言ってたら、どう思います？
自分が母親なら、
ブチギレるんじゃないですかね。

なぁぜ、逆の思考ができんのじゃい。
それでも医者かボケカス〜。
おまえが医者いけポンコツがコラ。

これはたぶん女医だなと、
文章を読んでる途中でスグわかりました。
男性なら絶対、そんなこと言わないし。
ただのタンパク質なんだから洗剤で落ちるし、
一緒に洗ってやれよと思うはず。

自分が含まれないものには、
自分の都合だけでものを言うなんて、
そんなの、プロじゃないやい。

彼女は他のことは優秀なのかもだけど、
こと異性の子供の心理については、
医学と関係のない勝手な意見を挟む、
ド素人以下のヤブ医者だと思う。

これじゃ男性であることを罪と感じ、
中性的〜女性的な男子が増えるわけだと、
今の風潮にも完全納得しました。

ちなみにぼくも、
幼少期には虐待されていましたので、
その手の扱いをされると、
どう感じるかは体験済みです。
性自認は男性なのに、思春期は、
ずっと女性になりたいと思ってましたし。
それは性転換に憧れたからとか、
隣の芝生は青いとかそういうんじゃなく、
自己の性に罪の意識があったから。

いやまあでも、もしかしたら、
他の時間を愛情たっぷりに育てられると、
同じことを言われても、
受ける印象は違うのかなぁ？

いや、それでもやっぱり、
この扱いは傷つくよなぁ。

少なくともぼくは、
この女医さんが母親だったら歪むなと、
ハッキリ感じましたし。
うーん、どうなんだろか。