『ドリーム・ウォーカー』7.境界線(2)アップ。
あれは、どこで聞いた声だろう。
リカと待ち合わせた店で、先に注文したアイスコーヒーを吸い上げながら、僕は考え込んでいた。
朝、母さんのことばに重なって聞こえた声。
そう、確かにどこかで聞いている、あのフレーズ。
絶対おまえを這いつくばらせてやる。絶対おまえが間違っていると証明してみせる。おまえのことばは正しくない、正しくなんかないんだ、たとえどんなことを話そうとも。
「ああ」
僕は気がついた。あれは、いつかの夜、父さん相手に話していたときのことだ。
リカと待ち合わせた店で、先に注文したアイスコーヒーを吸い上げながら、僕は考え込んでいた。
朝、母さんのことばに重なって聞こえた声。
そう、確かにどこかで聞いている、あのフレーズ。
絶対おまえを這いつくばらせてやる。絶対おまえが間違っていると証明してみせる。おまえのことばは正しくない、正しくなんかないんだ、たとえどんなことを話そうとも。
「ああ」
僕は気がついた。あれは、いつかの夜、父さん相手に話していたときのことだ。
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登録日 2017.06.18 19:25
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