本日2回目の更新です
『後悔』を書いたあとに、おまけで書いた小話です。
~おまけ~
「あ、サラどの。フィリアの様子はどうですか?」
部屋から出てきたサラはぎょっとして固まる。レンも何事かと顔色を変える。
「ど、どうしたんですか、教官?いきなり」
「何か変なもの食べましたか?」
「いや、食べてませんよ。レンどの」
ガシャーンと手に持っていた食器を落とす。
「きょ、教官?大丈夫ですか?」
「いや、それ俺のセリフなんで。カップ割れましたけど、大丈夫ですか?」
「じゃなくて、なんでいきなりそんな呼び方なんですか?話し方も敬語って?」
ランディスはアレックスを指差す。
「あいつが呼び捨てはおかしいって言うから」
「あ、アレックス!?」
てへっと舌を出して笑うアレックス。
「自分の方が年下ですし。っていうことで、俺、もう教官じゃなくてランディスでお願いします」
「い、いやぁ。やめてください」
レンは涙目で悲鳴を上げる。
「アレックス、もうっ、変なこと言わないで!」
パニくる二人を眺めてアレックスは首をかしげる。
「ランディス、お前いったいどんな講師だったんだよ。恐怖政治かよ」
終
~おまけ~
「あ、サラどの。フィリアの様子はどうですか?」
部屋から出てきたサラはぎょっとして固まる。レンも何事かと顔色を変える。
「ど、どうしたんですか、教官?いきなり」
「何か変なもの食べましたか?」
「いや、食べてませんよ。レンどの」
ガシャーンと手に持っていた食器を落とす。
「きょ、教官?大丈夫ですか?」
「いや、それ俺のセリフなんで。カップ割れましたけど、大丈夫ですか?」
「じゃなくて、なんでいきなりそんな呼び方なんですか?話し方も敬語って?」
ランディスはアレックスを指差す。
「あいつが呼び捨てはおかしいって言うから」
「あ、アレックス!?」
てへっと舌を出して笑うアレックス。
「自分の方が年下ですし。っていうことで、俺、もう教官じゃなくてランディスでお願いします」
「い、いやぁ。やめてください」
レンは涙目で悲鳴を上げる。
「アレックス、もうっ、変なこと言わないで!」
パニくる二人を眺めてアレックスは首をかしげる。
「ランディス、お前いったいどんな講師だったんだよ。恐怖政治かよ」
終
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登録日 2022.05.23 12:02
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