一日中、８時間とかずっと、
震度３ほどもある揺れに苛まれると、
人間はどうなるのでしょうか？
その答えを、知りたくもないその答えを、
ぼくは知っています。

どうなるのかを、お茶を濁さずに言うと、
『揺れがおさまらなく』なります。
『おさまっていないように感じる』
ではないですよ？
『おさまらない』のです。
ずっと、リアルに揺れています。
しかも縦揺れ。
大地震の前触れみたいなのが、
ずっとずっと、
近所の解体工事は夕方には終わっているのに、
揺れだけは続くんです。

わかりますか？

揺れているような感覚が続く、
では、ないですよ？
しつこいですが。

本当に揺れているんです。ずっと。

揺れているのが現実なのか、
そう錯覚しているのかは、
マジでわかりません。
だって本人は、
揺れてるようにしか感じてないから。

この怖さは、
経験してみないとわかりませんよね。

錯覚の可能性のあるほうの揺れは、
微妙なんです。

微かに、ずっと、
ズズズシン。ズズズシン。
と、遠い震源地で災害が起きているような、
不穏な縦揺れを繰り返します。

これがもう、
気が狂いそうになるほどに、
（すでに狂っているかどうかは置いておいて）
しつこく、いつまでも続くんです。

何十時間も、寝て起きた後でも、
揺れはおさまりません。

今、現在は、
工事の音が聴こえてくるので、
完全にリアルな揺れです。
これが朝からずっと続いてます。

ガラス棚からは、
ずっとカタカタと鳴る音が聴こえ、
足もとはずっと振動し、
外壁は悲鳴をあげつづけてます。

これ、家壊れたら、
弁償してもらえるのかな？
因果関係を証明しろって言われそうだけど。

うちも築二十年をこえてるので、
放っといても壊れただろって言われて、
泣き寝入りさせられそう。

建築関係も、
結構、闇が深いですからね。
大規模建築現場で、ぼくの知る限り、
人が事故死したのがニュースになったのを、
見たことは一度もありません。
事実、死んでるのに、それを誰も知らない。

政治献金と建築関係の法的強さの、
グレーな因果関係は、
鈴木みそさんのマンガで、
昔、読んだことがあります。

下手に訴えると、
司法はその家の違法な部分を、
ムリヤリにでも探すらしいですね。
国を相手取って法で勝つのが難しいのは、
冤罪ニュースの酷さからもよくわかります。