黒字と並行して赤字も

 件のドラマでいかりや長介さんは、「放送局は公共の利益になる番組を造らねばならない」という昔気質のTVマンを演じていました。この気質は、TV局の母体である新聞社から受け継いだとして間違いないでしょう。かつてこの国の新聞社や出版社には、志の高い人達が大勢いましたからね。

 出版業界のその人達は、売れさえすればいい、という経営方針を忌避しました。会社ですから利益を出さねばなりませんが、それだけを追い求めたら、社会に不利益な組織になってしまう。黒字の出版物と並行して社会の利益になる良書を、我々は世へ送り出さねばならないのだ。そのような志を私は子供時代、沢山の本から感じていましたね。なのに今は・・・・

 続きは次回に。
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登録日 2022.05.12 06:50

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