旧、教育テレビ

 TVの二例目です。

 かつて教育テレビと呼ばれていたチャンネルの某番組に、仮説小学生というアニメ枠があります。小学生になった某お笑い芸人が登校中、ある疑問について仮説を唱え合うという内容です。二人はその時間を楽しみにしていて、自分の考えた仮説を積極的に話し、相手の仮説に耳を傾け、そして真摯に意見交換しています。するとそこへ、

『知っているだけで偉い』

 を地で行く眼鏡をかけた級友が現れ、二人の仮説の間違いを指摘しようとします。その似非エリートに、二人はこう頼むのです。「ちょっと待った」「もう少し仮説を、楽しませて」

 仮説を楽しむ小学生がその能力を伸ばし続ければ、新時代を切り開く先達者になるかもしれません。そんな二人より、知識を暗記しているだけの子供をエリートとして扱っているのが、かつての教育テレビなんですね。

 続きは次回に。
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登録日 2022.05.04 06:15

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