頁009×:竹とんぼになりたかった少年時代
今や世界的文化となったコンビニエンスストア。一日の利用者数は多い場所では1万を超える。
そこに訪れる人も多種多様で、縮小版人種のサラダボウルと言っても過言ではない。
そのコンビニエンスでの話。
夜勤明けの早朝、帰宅前に地元のコンビニに立ち寄った。
今日は休日~♪
寝たら後は自由~♪
よし、ちょっと立ち読みしてから帰ろうかな。
(立ち読みは迷惑ですから極力控えましょう。:元コンビニバイト談)
すると、駐車場の一角で大きく伸びをしているおっちゃんが。某有名ケーブルテレビの営業車から降りた所を見ると、これから営業か?
そしておっちゃんは伸びをした後、ゆっくりと上半身をねじる体操を開始。仁王立ちになって腰を軸に上半身を左右に回すあれね。
うんうん、寒い時ほど体をあっためるのは大事だよね。わしはもう休日突入だけど頑張ってね、おっちゃん!
と、心の中でエールを送りつつわしはコンビニへ。
なんか時間が余ってる時っていつもよりも余分な事がしたくなる。帰れば寝るだけだから余計なのかもしれない。
コミックスを2・3冊丸々読破して、普段なら読まない雑誌を熟読して、そして気づけば1時間以上は軽く突破していた。
さすがに仕事後の足だとこれ以上は痛いだろうから、ご飯を買って帰ろうと店内を物色。会計を済ませると外へ出た。
来た時はちょっと薄暗さが残るくらいだったけど、今は朝日が殺人的な光線を撒き散らしていた。
おっちゃんまだいた。
まだ体操してた…。
また腰ねじってた………。
アンタどんだけ腰柔軟にするつもりだ!!
その内もげるぞ!!?
…もしかしておっちゃんも夜勤明けの休日だったのかしら?
まあなんて素敵な休日かしら^^
グッナイ^^
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登録日 2022.04.08 13:08
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