クサナギ・モトハル

クサナギ・モトハル

前世紀から生き残り、ついに小説サイトデビューを果たした電脳文芸作家。ペンネームの由来は、理想の女性が『攻殻機動隊』の草薙素子、好きなアーティストは佐野元春(敬称略)だったから。

「戦争」なんて、虚構(フィクション)だけで充分だ。

どうもこんばんは。クサナギ・モトハルです。

この『S&F!』の前回、そして今回のお話を書いて投稿している同時期(実際にはそれ以前から)、現実世界の問題として各種メディアで連日のように報道されているのは、ロシア連邦のプーチン大統領によるウクライナへの軍事侵攻という非常事態です。

私自身はロシアにもウクライナにも個人的な知り合いはいないため、この問題については、あくまでも日本に住む一介のネット小説書きとしての立場や感覚から、主にそれらのメディアを通してのみ受け取っており、その上での感想などを論じることしかできないのですが……完全に第三者的な視点から見たとしても、ハッキリ言って現時点(2022年3月9日現在)でさえ、この事態に対しては大いに迷惑をしているし、また不安や不快感を常に感じてしまっていることは事実です。

今回の一件について、その理非善悪なり大義名分なりはロシア、というかプーチン氏側にも当然あるんでしょうが、ただでさえさまざまな問題で世界中が頭を悩ましている時に、ユーラシア大陸のど真ん中で軍事行動を起こすだけでも、その周辺各国の国民にとっては理解も納得もできないし、しかも、仮にも「平和の祭典」と呼ばれる冬季オリンピック・パラリンピックが北京で開かれている真っ最中に、それを完全に否定するような「戦乱の祭典」を始めるという点で、すでに彼の感覚は「国際常識」からも「一般常識」からも大きく外れてしまっていることを証明しています。

あまり政治的なことを述べるのもどうかと思いますが、しかし、ウチの主人公のひとりである御月煌子郎(シロくん)を、あの世界と時代のオリンピック柔道で10代半ば頃から活躍し、「天才武道家」の異名をほしいままにしている……として考えている以上、もしこのことをシロくんが知ったなら、少なくとも心の底から彼を軽蔑するのは間違いない、とだけ書いておきます。

戦争なんて、虚構(フィクション)の中だけだって充分すぎるほど不愉快なものです。そう思って、私はこの事態に接しているのです。
長文・乱文、どうも失礼しました。それでは、また🌸
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登録日 2022.03.09 04:37

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