大森かおり

大森かおり

はじめまして! 大森かおりです。私は、とにかく児童文学が大好きです! みなさんに私の作品を楽しんでもらえるように、これから精一杯がんばりますので、応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

デニーの一日

〜朝〜


デニーは、決まって、朝七時に起きる。

前の日にセットしていた、目覚まし時計が、リンリンリーンとうるさく鳴ってから、デニーははじめて、パチッと目を開けて、目を覚ますのだ。

それからデニーは、まだ眠たい目をこすりながら、両腕を伸ばす。

つぎに、隣でまだ寝ている、ハムスターのソフィーを起こさないように、そっとベッドから足をおろす。

うーん、カーテンからもれる光がまぶしい。

やがて、デニーは朝食を食べに、リビングへと向かった。

今日の朝食は、シリアルだ。

牛乳をぶっかけて、ぐちょぐちょにして食べるのさ。

椅子に座っているデニーは、皿にシリアルを豪快に入れて、牛乳をひたひたに流し込んだ。

それから、パクッ。

次から次へと、口の中に運んだ。

けれども、デニーはうまく食べられずに、牛乳やシリアルを、テーブルの下に、ボトボト落としていった。

しまいには、口のまわりにべったりと、牛乳をつけている。

なんて汚い食べ方なんだろう。

これを読んでいる君は、きっとそう思ったにちがいない。

でも、けっして怒らないであげてほしい。

ふふ、なぜかって?

それはね——

つづく



大森
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登録日 2021.11.09 13:48

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