ノートルダム

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ホラー作家を目指しています。いつかガ〇ダムのシナリオライターになるんだ。

悪役令嬢について(16)

前回の続き
次はイメルダの祖国の事情です。
この国の貴族は大分、王妃の国に買収されています。
国家としても、若干押されていました。

そこで、王は公爵家と手を結び
国内の貴族を抑え込もうとしましたが、
失敗しました
王権を維持するために、隣国の第一王女を王家の嫁として迎えるしかない状況に
なったわけです。

隣国の王妃は勿論
そのな結末で終わらせるつもりはありません。
第一王女は毒殺され、
それを契機に隣国に攻め入る予定でした

が、その準備段階として第二王子の暗殺を行い
国内を平定しておく予定でしたが失敗し予定が崩れました
そのため腹案として、第二王子を隣国に婚約を祝う親善大使として向かわせ、
これを暗殺させることで戦争を起こす気でした。


さて、この状況を一曲にできるでしょうか。
やってみましょう。


王女は妾の娘
母は幽閉された王の侍女だった
クスリに狂った王様が
手籠めにした哀れな娘

彼女は王妃の遠い外縁だった
ゆえに命だけは失われなかった
母は知っていた
それさえ風の前の灯

王妃の吐息で吹き消されないように
彼女たちは生を賭した(とした)
かの姫は美しく
男を堕落させる駒になることを定められた

王を狂わせた母のように
王子を狂わせるのは娘の役目
あざ笑う王妃は
彼女の瞳(ひとみ)の色を知らない

少女はその細い指で
運命の糸を巧みに操る
紡ぐように生きるため
断ち切るように生きるため



なぜ四行?
そういう仕様だからです。
かのノストラダムス様も四行詩だったでしょうw


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登録日 2021.07.21 22:18

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