『ラズーン』第一部 15.クノーラスの異変(1)(個人サイトでアップ)
「……とすると?」
「俺にはさっぱりどうなったのか、わからん」
アシャの問いにアオクは困惑した表情で応えた。
机を囲んだユーノ、イルファ、アシャとアオク、それに少し離れたソファでエキオラとラセナは、お互いに難しい顔を見合わせた。
「とにかく、俺が行った時にはクノーラス様はお目覚めだった。だが、明日の式のことを伺っても『知らぬ』とおっしゃる。エキオラの事を聞いても『知らぬ』の一点張りだ。俺がなおも問いかけると、いきなり乱心なさって剣を抜かれた。そればかりか、エキオラの首をこの場で刎ねるとおっしゃって……」
「それで、とっさに連れて逃げたわけか」
イルファが頷く。
「俺にはさっぱりどうなったのか、わからん」
アシャの問いにアオクは困惑した表情で応えた。
机を囲んだユーノ、イルファ、アシャとアオク、それに少し離れたソファでエキオラとラセナは、お互いに難しい顔を見合わせた。
「とにかく、俺が行った時にはクノーラス様はお目覚めだった。だが、明日の式のことを伺っても『知らぬ』とおっしゃる。エキオラの事を聞いても『知らぬ』の一点張りだ。俺がなおも問いかけると、いきなり乱心なさって剣を抜かれた。そればかりか、エキオラの首をこの場で刎ねるとおっしゃって……」
「それで、とっさに連れて逃げたわけか」
イルファが頷く。
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登録日 2017.04.23 19:07
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