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　アレクとルドルフの戦いを見ていたアルが、傍らに居るナタリーに話し掛ける。

「ナタリー。オレ、前から思っていたんだけど・・・、あの二人、似てないか？」

「ええっ！？」

　アルの言葉にナタリーは驚き、改めてアレクとルドルフを見比べる。

　アレクは、金髪にエメラルドの瞳であったが、ルドルフは、金髪に茶色の瞳であった。

　ルドルフの茶色の瞳や鼻の形など細かい部分こそアレクと違うが、身長や体型、顔の輪郭や作り、耳の形までアレクに似ていた。

　皇宮産まれで育ちが良く、上品なアレクに比べ、田舎の工房育ちのルドルフは、アレクより粗野で若干背が高く、筋肉が付いていた。

　ナタリーが答える。

「そう言えば、似てるかも・・・」

「だろ？」

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