『ラズーン』第一部 14.ダノマの赤い華(2)(個人サイトでアップ)
「レス!」
ユーノは鋭く叫んで跪き、小さな両肩を掴んで顔を上げさせた。涙に濡れた煌めく瞳に胸を締めつけられる。
「ごめん…ゆーの…」
唇を震わせて謝るレスファートを掬い上げるように見上げて微笑み、ユーノは囁く。
「レスが好きだよ?」
「……」
「ボクもイルファもアシャも」
背後で何を当たり前のことを言っとる、とまぜ返すイルファをごちん、とアシャの拳が見舞った音が響いた。
「謝るのはボクのほう」
「……ゆーの…」
「怪我させてごめんね?」
「…っ」
びくっと震えたレスファートが大きく首を振る。
ユーノは鋭く叫んで跪き、小さな両肩を掴んで顔を上げさせた。涙に濡れた煌めく瞳に胸を締めつけられる。
「ごめん…ゆーの…」
唇を震わせて謝るレスファートを掬い上げるように見上げて微笑み、ユーノは囁く。
「レスが好きだよ?」
「……」
「ボクもイルファもアシャも」
背後で何を当たり前のことを言っとる、とまぜ返すイルファをごちん、とアシャの拳が見舞った音が響いた。
「謝るのはボクのほう」
「……ゆーの…」
「怪我させてごめんね?」
「…っ」
びくっと震えたレスファートが大きく首を振る。
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登録日 2017.04.11 08:12
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