今回掲載のエピローグ『君と一緒なら』でシリーズは完結となります。最後までお読み下さりありがとうございました。

光とゼノンが結ばれた時点(箱根)で完結させても良かったのですが、物語を始めた当初の風呂敷を広げた展開があり(光達が何故、現世に勇者のまま行ってしまったのか。現世でのダンジョン拡張のフォローなど)、そこまでは書かなければと思い書き上げた所があります。あまりにBL展開が薄くて引いてしまった読者様も多かったろうな……と思っていました。すみません><

ゼノンは長年の思いを遂げることができて、もうすっかり頭の中は春で終わっています。竜族最強の男のはずなのに、春が来たせいでダメになっている男です。しかし、本人達は幸せだからいいのだろうと思います。竜族の番になってレベル上限を越しているはずの光も、囲われてしまってその強さも宝の持ち腐れになっていますが(相変わらずゲームとコーラを飲む毎日)、くどいようですが、本人達が幸せなので、それで良しとします。ゼノンは光を閉じ込めたがりますが、光は勇者なので相変わらず倒して脱出したりしています。最近はちゃんと話し合って一緒に出掛けるようになりました。

「秋元さんと柚彦くんはこの後どうなったのか」というツッコミがありそうですが、この辺りについてはまた何かの形で追記したいと思っています。光とゼノンの物語は完結ですが、秋元さんら二人のお話は少しばかり続く感じになります(ダイジェストにするか章立てにするかは現在検討中です)。なお、掲載時期は先になります(スミマセン><)。