『捨てられ聖女は、王太子殿下の契約花嫁。彼の呪いを解けるのは、わたしだけでした。』本日完結となります。
最後まで読んでくださった方は、本当にありがとうございました。
『ネコ科王子の手なずけ方』シリーズは、こちらの作品をもって全て完結とさせて頂きます。

白猫王子編から始まったこちらのシリーズですが、当初はシリーズ化の予定はありませんでした。
そのため今回の王太子編では、適当に作ってしまったヴェータのくだりを回収しつつ、呪いとはなんぞやというところに焦点を当てつつ、さらに恋愛をさせるということでなかなか悩まされました。

特にざまぁをするかしないか、呪いを解くか解かないかについては書き始めてからもギリギリまで悩みました。結果はご覧の通りです。

書きたいシーンと書かなくてはいけないシーンを全て盛り込んだら無駄に長くなってしまい、申し訳なさもいっぱいですが、自分としては楽しく書けたので後悔はありません。
なにかひとつでも心に残るものがあればいいなぁと思っております。


実は最初に白猫王子編を書き始めた時は、短編にする予定でした。
もともと別のお話のプロットを考えていたのですが、どうにも煮詰まり、短編でいいから別のお話をとりあえず書いてみよう、というのが始まりでした。
「イケメンな王子様にとにかくくたくたに甘やかされたい」そんな願望から出来上がったのが、白猫王子編です。
本当に甘やかされただけで終わる予定だったお話が、シリーズ化してここまで続き、本人が一番びっくりしてます。
最後まで続けられたのも、読んでいただいた方や感想を送って下さった方のおかげです。本当にありがとうございました。


今後はまたしばらく地下活動に入る…と思いきや、近いうちに短めの新作をひとつあげる予定です。
よろしければ、そちらもお付き合い頂けると嬉しいです。