一人一人に合った教育を施すことには、とても深い理由があります。今日はそれを書きましょう。

　創造主が自分の分身として人の本体を創造した際、本体に自由意志を授けました。本体が自ら考え、自ら判断し、自らの道を自発的に歩めるよう、創造主は計らってくれたのです。

　この自由意志は、私達が本体から離れた生活をするようになっても消えませんでした。ただそこには、傾向がありました。本体から離れれば離れるほど自由意志を軽視し、本体に近づけば近づくほど自由意志を尊重するという、傾向があったのです。これは皆さんも、直感で理解できるのではないでしょうか。生徒の自由意志を認めず命令に従うことを強要する教師に、優れた人などいませんからね。

　心を成長させた人ほど自らの自由意志を尊重し、自分なりの人生を自発的に生きています。その人達は宇宙に一つだけの己の心に違い、宇宙に一つだけの道を歩いているのです。さあでは、考えてください。

　そのような人達へ「心を高い波長に保ちなさい」というたった一つだけを、ポジティブ勢力の聖者達は永遠に繰り返すのでしょうか？

　続きは次回にしましょう。