深月(由希つばさ)

深月(由希つばさ)

ファンタジー小説『からくりピエロと大罪の姫』『魔法使いと業火の娘』『葬送のレクイエム─亡霊剣士と魂送りの少女』を載せています。

【SS付き♪】小説『魔法使いと業火の娘』エピローグ(前編)を掲載しました(*^▽^)/★*☆♪

リリー:「アモル様、ついに来週2月26日(金)が最終回です!」

アモル:「もうエピローグか。長いようであっという間だったな」

リリー:「本編でやり残したことあります?」

ダイス:「最近、ずっと展開がシリアスだったしさぁ、遊び足んねーよ。なぁ、これ終わったらみんなでサッカーしに行こうぜ!」

ティナ:「バレンタインもありましたし、みなさんでお菓子作りもいいですねー」

マクウェル:「僕も編みかけのマフラー、途中で手つかずになってるんだー」

アモル・ダイス:「「女子力……!」」

リリー:「サッカーにお菓子作りにマフラーって……これ、一応、魔法使いものじゃなかったですっけ?」

アモル:「僕も魔法以外のことやってみるかな」

リリー:「隠れてコソコソ絵描いてるひとが何言って……むぐっ!」

アモル:「(それは言わない約束だろ!?)」

ティナ:「リリーさんの趣味って何ですか?」

リリー:「使用人に趣味なんかありません。子どもの頃から家事炊事洗濯に明け暮れて、エルバンス魔法学院に編入するためにも朝から晩まで勉強漬けでしたし」

ダイス:「リリー、おまえってやつは……!(ほろり)」

マクウェル:「シンデレラみたいなヒロインだよね……」

アモル:「やめろ、そんな目で僕を見るな……!」

ティナ:「あのぅ、『しんでれら』って何ですかー?」

リリー:「気にしないでください。時折、異世界の不思議な言葉が飛び出すのがSSなんです」

ティナ:「??」

ダイス:「じゃあさ、リリーはやり残したことないの?」

リリー:「ありますよ、いっぱい!女子寮の部屋のお掃除でしょ、幽霊館の後片づけでしょ、洗濯物も溜まってるし、アモル様に栄養のあるもの食べさせてあげたいし」

マクウェル:「え……ちょっと、リリーさん?」

ティナ:「それ、趣味っていうより使用人根性……」

リリー:「男子寮のアモル様の部屋も、きっと散らかってるに違いありません!魔導書や魔法具も放っぽり出してホコリまみれの魔窟になってるかも……あぁもう、こうしちゃいられません。今すぐお掃除に行かなくっちゃ!」

アモル:「僕の部屋に入るなーっ!!」

※よいこのみなさんへ、男子寮は女子禁制です^^
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登録日 2021.02.19 12:54

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