現代仏教は、人間以外の生物への輪廻転生を説いています。ただそれは、お釈迦様が直弟子に授けた教えではありません。日本ではあまり知られていませんが釈迦入滅後のインドの仏教徒たちは、日本の戦国時代のように、複数の宗派に分かれて戦争していました。お釈迦様が直弟子に授けた教えは、その時ほぼ消滅してしまったのです。然るに前回の「地球の物質意識に統合され、生物や鉱物に再分配される」という、等級の数段低い教えのみが世に広まっているんですね。

　チンパンジー等の類人猿の行動を学者達が調べ、それが人の解明にある程度役立つのも、肉体側の潜在意識を人が持つからです。しかしそれで解明可能なのは、肉体側の潜在意識だけ。本体側の潜在意識と心が似通う人ほど、学者達のその研究に違和感を覚える傾向があります。

　肉体側の潜在意識の深奥にある動物生命力の核心を、人の有する最も崇高なモノとして崇める宗教は、残念ながら複数あります。ドラッグや性欲を重視する宗教は、それと考えて間違いないでしょう。

　続きは次回に。