果たして使うか

 大規模な宗教戦争は大抵の場合、教祖が亡くなってから起こります。その理由はこれまた大抵の場合、前述した理由であると言えるでしょう。知識を暗記しているだけなのに「自分はそれを知っている」と考える愚かさは、ソクラテスが解き明かしてくれましたから、ここでは控えますね。

 さてようやく、交信する人の見分け方に移れます。
 宇宙人や天界や神界からテレパシーを受け取ったと自称する人が、今はネットに溢れています。テレパシーの贈り主は様々でも、「地球人より遥かに成長した存在」なことは、悪魔崇拝者でない限り共通しているでしょう。共通していることはもう一つあり、それは以下です。

【争いの絶えない地上を憂い、その改善のために、正しい知識や考え方を教えようとしている】

 皆さん、ラーメンの話を思い出してください。私たち日本人は、ラーメンに複数の種類があることを知っていますから、AさんとBさんが勘違いしている事にすぐ気づけます。そして二人に「ラーメンの正しい知識」を伝えることで、言い争いに終止符を打つこともできるでしょう。

 それと同じ立場に、宇宙人や天国の住人はいます。その存在にとって、地球人が勘違いしているのは一目瞭然だからこそ、争いを終らせるべくテレパシーを送って来ているのです。

 さあでは皆さん、考えてください。
 その存在たちは、「魂」や「幽体離脱」等々の言葉を、果たして使うでしょうか?

 続きは次回に。 
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登録日 2021.02.02 05:57

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