既知の三つと、未知の一つ

大勢の人達が今回の米大統領選挙を、民主主義崩壊の危機として捉えています。それについての私の見解を、この小説に絡めて書いてみましょう。まずは既知の三つの菱形と、未知の一つの菱形から。

学歴を人数別に分けると、菱形になります。現代日本のような歪(いびつ)な教育では菱形も歪になるでしょうが、基本的には菱形で良いでしょう。上の頂点は、有名大学を卒業した少数の高学歴の人達。下の頂点は、中卒等の少数の人達。そして中央の最大幅の箇所が、平均的学歴の最大人数の人達です。これが既知の、一つ目の菱形ですね。

既知の二つ目は、社会的地位の菱形です。菱形の上の頂点は、国会議員や社長や学者等の社会的地位の高い人達。下の頂点は、その正反対の人達。そして中央の最大幅の箇所が、平均的地位の最大人数の人達です。

既知の最後の三つ目は、収入の菱形です。これも学歴と同じく歪であり、また菱形よりピラミッド型の三角形が多用されていますが、ここでは菱形を使います。上の頂点が少数のお金持ち、下の頂点が貧困にあえぐ人達、中央が平均収入の最大人数の人達です。

上記三つの菱形は、まあまあ似ています。ただ似ている度合いには、それぞれ差があります。最も似ているのは、学歴菱形と地位菱形です。高学歴の人は地位も高くなる傾向が強く、低学歴の人は地位も低くなる傾向が強いですね。もちろんそれは傾向でしかなく、それを跳ね飛ばす人も多々いますが、全体的には比例する傾向が強いと言わざるを得ないでしょう。

残った収入菱形は、三つの中では最も似ていません。スポーツや芸術や各種特殊技能は学校の成績と無縁であることが多く、スポーツはまだしも芸術や技能分野には社会に知られていない人や、知られることを忌避する人がいるからです。ただそれでも大学へのスポーツ推薦や、芸術や技能関連の大学や学校も沢山あることから、「探せば類似点を多数見つけられる」程度には似ていると言えるでしょう。

と言う次第で、既知の三つの菱形が出揃いましたから、未知の一つの菱形へ移ります。その未知の一つは、心の成長度合いを人数分けした菱形です。そしてこの菱形は既知の三つと、まったくもって似ていないんですよ。

長くなりますから、続きは明後日にしますね。
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登録日 2020.12.28 06:24

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