深月(由希つばさ)

深月(由希つばさ)

ファンタジー小説『からくりピエロと大罪の姫』『魔法使いと業火の娘』『葬送のレクイエム─亡霊剣士と魂送りの少女』を載せています。

【SS付き】メリークリスマス♪♪(小説『魔法使いと業火の娘』最終章、開幕!!)

ダイス:「メリークリスマス!!なぁなぁ、アモル。なんかちょーだい?」

アモル:「今度は何だ?」

ダイス:「サンタクロースってやつからプレゼントをもらえるお祭りだってさ! みんな、何が欲しい?」

マクウェル:「僕は探偵帽子とパイプと虫眼鏡かな。名探偵マクウェル、またやってみたいなぁ」

ダイス:「じゃあ、俺はマントと変身グッズ!魔法戦隊エルバンジャー、ここに見参‥‥ってな!」

アモル:「すっかりSSに毒されてるな‥‥」

リリー:「アモル様は、何か欲しいものありますか?」

アモル:「僕? そうだな、新しい実験材りょ──」

マクウェル:「アモルは前に黒猫でいい思いしたって聞いたよー」

ダイス:「じゃあ、アモルは黒猫で決まりだなっ」

アモル:「‥‥やめてくれ。謎の悪寒が‥‥(ブルブル)」

ダイス:「マクウェル、サンタクロースってやつを探しに行くぞっ」

リリー:「あっ、ダイスさん、マクウェルさん‥‥行っちゃった‥‥」

アモル:「プレゼントっていい子じゃないともらえないんじゃなかった?」

リリー:「マクウェルさんはともかく、ダイスさんはもらえるか微妙ですね‥‥」

アモル:「学院でやらかしたイタズラのオンパレードがバレてなきゃいいけど」

リリー:「‥‥夜な夜な、秘密の勉強してるアモル様が言えたことじゃないですよ?」

アモル:「リリーもな」

リリー・アモル:「‥‥(くすっ)」

アモル:「お互い、サンタクロースは来てくれそうもないな」

リリー:「アモル様がいてくれたら、いいです。‥‥ねぇ、アモル様。来年の今頃はどんなことしてるんでしょうね」

アモル:「んー、特に変わらないんじゃないか?ダイスがバカやって、マクウェルが便乗して、僕らもたまにとばっちり受けて」

リリー:「来年もまたみんなでにぎやかに過ごしてるといいですね」

アモル:「‥‥そうだな」

リリー:「あ、アモル様。だんろにぶら下げておいた靴下に何か入ってますよ!」

アモル:「‥‥って、ちゃっかりプレゼントもらう気だったんじゃないか!」

リリー:「プレゼントが2つ!でも、誰が入れたんでしょう?」

アモル:「それはもちろん‥‥──赤い服の誰かさんさ」
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登録日 2020.12.25 10:26

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