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アスカニア大陸戦記 亡国の皇太子

アスカニア大陸戦記 亡国の皇太子 第九十話 首都攻略戦(四) 更新しました。

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生理的嫌悪感からナナイの全身に悪寒が走り、ナナイはラインハルトの後ろに隠れる。

 女性がゲジゲジや毛虫から逃げるのと同じ心理だろう。

「そこまでだ」

 そう言うと、ラインハルトはキャスパーの前に立ち塞がった。

 目の前に立ち塞がるラインハルトをキャスパーはわなわなと震えながら睨み付ける。

「・・・貴様だ。貴様さえ居なければ・・・」

 そう言い放つと、キャスパーはラインハルトを指差して狂ったように叫ぶ。

「貴様さえ居なければ、侯爵令嬢を伴っていたのは、この私だった!」 

アスカニア大陸戦記 亡国の皇太子
https://novel18.syosetu.com/n3455gd/


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登録日 2020.06.08 02:39

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