皆様こんばんは。佐倉伸哉です。
　この度、新作『木瓜の試練　～人間五十年、生きるも死ぬも一瞬～』を投稿致しました。
　この作品は第125回文學界に応募した作品に一部加筆修正を加えたものになります。織田信長が桶狭間の戦いにどう挑んだか……という作品です。もしよろしければご一読いただけると幸いです。

　さて、あとがきを少しだけ。
　この作品のタイトルにも使いました、織田家の家紋の“木瓜”。花言葉を調べてみると、“平凡”“早熟”“先駆者”“指導者”という意味があることを知ったのが、今回の作品を書くきっかけになりました。
　前作『天正十年五月、安土にて』でも等身大（？）の信長を表現しましたが、今回もその信長を踏襲しています。カリスマなイメージが強い信長ですが、人間味のある性格で普通の人のように悩み苦しんでいる……という姿を描きたかったです。
　作中には“弥助”というオリジナルのキャラクターを登場させたのは、熱田神宮の出来事を描くためにどうしても誰か、武人でないキャラを登場させる必要があったので採用しました。最終的には最初から最後まで出てくることになりましたが、これもこれで良かったかなと思っています。

　……本当はもう少し早く投稿する予定でしたが、色々あって間延びしてしまいました。アルファポリスでは作品数自体少ないので、今後は短編でもいいのでもう少し増やしていきたいと思います。
　これからも何卒よろしくお願い致します。