――緊張感あふれる日々、心身ともに疲労が溜まる中での選手たちの雰囲気についてはどのように見ていますか?
髙津 5月、6月の頃と比べたら、明らかにチームの勢いというのはなくなっているというのは誰もが感じていると思います。その頃と比べたら、多少元気がなくなったり、多少うつむき加減に見えたりすることもあるかもしれません。でも、僕はそれはあんまり感じていないです。まぁ、やりますよ。選手たちはやってくれますよ。
――元気がなくなったり、テンションが下がったりしたときに、監督としては何かリアクションを起こすプランはすでにあるのですか?
髙津 まぁ、しゃべりますかね(笑)。真面目に真剣にしゃべることもあれば、気軽に冗談を言うこともあれば、その状況に応じて、何かしらしゃべると思います。
――まさに、それが昨年の「絶対大丈夫」でした。今年も、「ここぞ」という場面で、選手たちに何かを伝えようという思いはあるのですか?
髙津 特別、「こうなったら、こんな言葉を言おう」というものがあるわけではないです。もしそのときが来たら何かを言うかもしれないけど、今は特に考えていないですね。
――残り30試合の展望やプランはありますか? やはり、選手たちも口にしているように「目の前の試合を一つずつ」というのが率直な思いなのでしょうか?
髙津 基本的には「今日の相手先発をどう打つか?」「どうやって相手の得点を防げばいいのか?」ということしか考えていません。もう、そこがすべてだと思います。今日の試合が終われば、「明日の相手先発をどう攻略するか?」の繰り返しです。「目の前の試合を勝ちたい」「そのためにはどうすればいいのか?」、それが頭の中の90%以上を占めているのが正直なところです。