友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになったぼっち仕事術

面倒な体調管理や勉強が勝手に習慣になる!? 「遊びながら習慣化する」すごい方法

なぜ「ごほうびサイコロ」だと、目的達成できるのか

わたしが、目標達成メソッドとしてこの「ごほうびサイコロ」に行き着くまでに、たくさんの失敗をしてきました。ダイエットに限ってみても、ただやみくもにやってみたり、付箋でto do管理してみたり、エクセルでデータ管理してみたり……でも、あまりうまくいかなかったんですよね。

それらの方法は多少続くものの、飽きてしまったり、仕事の繁忙期が来てうやむやになってしまったりで、何だか断念してしまうことが多かったです。それで試行錯誤しながらたどり着き、不思議と定着したのが、この「ごほうびサイコロ」。結構手間なので、続けても1ヶ月くらいの短期達成目標に限ったほうが良いと思うのですが、そのぶんその期間は集中して取り組めます。

ではなぜ、「ごほうびサイコロ」だと集中して目標達成に向かってがんばれるのでしょうか。それは、このメソッドのキモである、「ごほうびのわかりやすさ」にあります。
ダイエットにしても、資格試験の勉強にしても、はたまた仕事にしても、毎日つらい努力を重ねていくにしては、得られるメリットが漠然としていて、実感を持ってイメージしにくいんですよね。そのため努力してる途中で、「あれ? わたし、なんでこんなにつらい思いをしてるんだっけ……」と、急にやる気を失ってしまうことが少なくありません。

その点「ごほうびサイコロ」は、3~4日に1回くらいは10点メニューのごほうび、1ヶ月に1回くらいは100点メニューのごほうびといったように、ほどよいタイミングで報酬が得られます。さらに、サイコロというちょっとしたギャンブル性もあるので、射幸心がくすぐられて、ゲーム感覚ではまりやすいのです。
こうした仕組みがうまく作用し、やる気を失うタイミングが来ることなく、目的達成に向かって走り続けられるというわけです。

用意するのは、サイコロとホワイトボード程度とお手軽。点数設定とごほうびをどうするかについては多少コツはいりますが、それを決めるのもまた楽しかったりします。何を始めようとしても途中で投げ出してしまいがちでしたら、ゲームのように楽しくがんばれるこの「ごほうびサイコロ」に、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

今回紹介したような、コミュ障向けのハックをまとめた書籍『友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになったぼっち仕事術』が、大好評発売中です。

コミュ障で本当に辛い思いをしている人たくさんいると思います。私も同じように悩んで、苦しみ続けてきた人間の一人なのでよくわかります。完璧じゃないですが、克服できたこともあるので、同じように悩んでいる皆さんに、多少は参考にしてもらえるところもあると思います。ぜひ一度、お手にとって読んでみてください。

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まとめ

・サイコロとホワイトボードとペンを用意する。
・「①明確な目標」「②クエストとクリア報酬」「③現状の可視化」「④即フィードバックの仕組み」を取り入れて、楽しいゲームを作ろう!

 

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プロフィール

末岐碧衣
末岐碧衣

コミュ障で友達0人のシステムエンジニア。早稲田大学理工学部卒業。新卒でITコンサルティング企業に入社したものの、コミュ障が爆発し、人間関係が崩壊する。うつにより休職した後は、コミュ障の自覚を持ち、チームプレイを避けて一人でできる仕事に専念するようになる。2015年フリーランスとして独立。一度も営業せず、独立前の年収3倍を達成。

著書

友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになったぼっち仕事術

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末岐碧衣 /
「コミュ障」で「友達が0人」という、社会にうまく適応できない著者が、多くの...
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