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魔法使いでありながら、魔法を使うことができない冒険者のアルク。 そんな彼は、パーティーでどんな扱いをされようとも決して文句を言わず、日々魔法を使うために努力していた。 しかし、彼の努力は虚しく、邪魔だという理由で追放を告げられる。 が、元パーティーメンバーは、後に気づくこととなる。 彼は、魔法が使えないだけだと。 しかも、魔法使いであるために杖以外の武器をとらなかった。 だから、本当の実力に気づくことがなかったのだ。 ――――彼は、剣聖の力を持つ者である、と。 これは、魔法使いである父に憧れた少年が、パーティーを追放されたことをきっかけに様々な仲間に出会い、成長していく物語。
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登録日 2019.06.28
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