Nine/Six/Three

Nine/Six/Three

物語を紡ぐのって、なかなか大変ですよね……。拙い文章で大変恐縮ですが、皆さんの心に少しでも響くような作品を残してゆきたいと思います。
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SF 連載中 長編
 今よりも、遠い未来の地球。その一角にソレは在った。弓なりに広がるの壁は、数多の金属と機械で構成され、外界との接触を拒んでいた。  檻の中に住まう人々はソレを窮檻帝都”ガブリエル”と呼んだ。  いつ出来たのか? いつから在ったのか? 誰が建造したのか?   分からないことは多かったが、すべてがわからないという事は無かった。  ガブリエルには、人類を外界より守るという使命を課せられていた。  人々はソレを信じ、外界を恐れ、檻を信仰した。ソレが檻であることを理解できまいまま、考えることもせず、自分たちにとっての平和平凡な日々を矜持することだけを、ただひたすらに繰り返していた。
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文字数 2,575 最終更新日 2018.06.22 登録日 2018.06.22
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