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自然を司る四体の龍神が住まう国の、とある小さな村に一人の旅人が訪れる。
旅人はアルチュール、通称アルという名の屈強な青年であり、両親の敵を打つために長年一人で旅をし、過酷な修行を続けてきた。
アルの両親はかつて、この村に住まう水を司る龍に殺されたのだ。
龍に復讐できるだけの力をつけてこの村にやってきたアルは、そこで男たちから暴行を受けそうになっている男娼の青年を偶然にも助け出した。
銀色の長い艶やかな髪と紫暗の瞳が特徴的な美しい青年、レオに一目惚れをしたアルは、その日から彼に猛アタックを繰り返す事に。
最初はアルからの求愛に戸惑うばかりのレオだったが、日を重ねる事にだんだんと彼に惹かれていく。
しかしそんなある日、アルの復讐相手である水の龍とレオがとある理由から仲睦まじげにしている所を目撃してしまう……。
復讐と恋心。アルが選ぶのは果たしてどちらなのか。
※この作品は他サイトでも連載中です。
文字数 101,946
最終更新日 2024.10.21
登録日 2024.10.01
とある中華ファンタジー小説の主人公へと転生してしまった青年は、『悪役をハッピーエンドにしないと元の世界に戻れない』という呪いをかけられてしまい…!?
普通の大学生、呉浩然(ウーハオラン)は、中華長編バトルファンタジー小説『修仙人妖伝』の大ファン。
しかし、最終巻で推しキャラであるヒロインが悪役とともに不運な最後を遂げてしまい、意気消沈の日々を送っていた。
そんなある日、同じ大学に通う男の手によって浩然は殺されてしまう。
ふと目覚めたら、浩然は何故か修仙人妖伝の主人公に転生していた。
自身を殺した同級生も修仙人妖伝の登場人物へと転生していた為、浩然は何故自身を殺したのか・何故ファンタジーの世界の主人公に転生してしまったのかを問い詰める。
その同級生曰く、『自分の推しである悪役がバッドエンドを迎えてしまったので、その悪役がハッピーエンドにならないと元の世界へと帰れない呪いをかけた』との事であり、浩然はどうにかして元の世界へ帰れるように悪役である洛星宇(ルオシンユー)と交流を持つようになる。
心を閉ざす洛星宇と過ごすうち、浩然は彼の心の奥底に潜む孤独や優しさに少しずつ触れ、淡い恋心を抱いていく。
心の底から洛星宇を幸せにしたいと思うようになるのであった…。
文字数 95,512
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.06
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