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シルヴィラ・ヴァンクリーフは国内一の美貌だと歌われていた。
すれ違えば誰もが振り返る。姿をみれば誰もが足を止める。彼女が笑えば誰もが呼吸を忘れる。
彼女は無口で儚げな見た目をしている。だから皆、誤解していたのだ。彼女は深窓の姫君ではない。勿論、儚い少女でもない。
一部の人間しか知らない、彼女の正体。
彼女は極度のBL好きである。
「あぁっ、なんで殿下と次期騎士団長で恋愛に発展しないのかしら…」
これは乙女ゲームのシナリオを物ともしない、マイペース悪役令嬢と振り回される周りのお話。
文字数 25,435
最終更新日 2017.09.13
登録日 2017.04.23
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