神に愛された子5
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、 異世界のとある国王の孫・リーンとして転生した。『神に愛された子』という称号を付与された彼は、かつて神に仕えた三匹の聖獣と暮らすようになる。学園の長期休暇の後半も、リーンの周囲は相変わらず落ち着かない。自由研究をすれば服飾革命を起こし、誕生日を迎えれば各国の王が祝いに駆け付け……わずか1ヶ月間ながら濃厚すぎる休暇を送ったのだった。そして始まった新学期。 友人が出場する剣術大会を観戦中のリーンに、祖父からあるSOSが届く。それは災悪の巫女や禁書――この世界の闇に繋がる大事件の始まりだった!
神に愛された子4
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、異世界のとある国王の孫・リーンとして転生した。『神に愛された子』という称号を付与された彼は、かつて神に仕えた三匹の聖獣と暮らすようになり、学園にも通い始める。初めての長期休暇を迎えたリーンは、国王から直々に招待され、獣人の王国へ赴く。城や町を楽しみ尽くすが、それだけでは終わらない。偶然カレーを作ったら、何故か獣人達に大好評。魔道具を発明すれば、神話級の代物と判明する始末。他国でもそのお騒がせ体質は健在だった。そんな旅行中のある夜、リーンは聖獣の過去を夢に見る。そして夢の中で、遥か昔に聖獣と神が交わした約束を知ると、それをきっかけに、世界の謎に近づいていくこととなる――!
神に愛された子3
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、異世界のとある国王の孫・リーンとして転生した。『神に愛された子』という称号を付与された彼は、かつて神に仕えた三匹の聖獣と暮らすようになる。9歳になり、首都の学園に通い始めたリーン。平穏な学園生活を願っていたものの、聖獣がおしかけてきたりと連日の大騒ぎ。意に反して皆の注目を集めてしまうのだった。そんなある日、リーンに引き寄せられ炎の精霊が現れる。滅多にない事態に、学園中がまたも大混乱。リーンは周囲の理解を得ようと奮闘する。その場は何とか収めたものの、続くキャンプ実習でまたしても事件が……リーン達のピンチに、お騒がせ精霊が真の力を発揮する!?
神に愛された子2
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、異世界のとある国王の孫・リーンとして転生した。『神に愛された子』という称号を付与された彼は、かつて神に仕えた三匹の聖獣と暮らすようになる。9歳になり、首都にある学園に通い始めたリーン。目立つまいとするものの、すぐに雲行きが怪しくなる。彼の頭脳と魔法の才能に、教師達は興味津々。聖獣を連れて行けば、生徒がすぐに寄ってくる。おかげで入学早々、学園中の注目を浴びてしまうのだった。困りながらも学園を楽しむリーンだったが、実は一つ気がかりがあった。以前戦場で目撃した“黒い魂”のことだ。魂が黒く変わる理由を調べるうちに、彼はある人物に辿り着く――
神に愛された子
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、異世界のとある国王の孫・リーンとして転生した。家族に愛情を注がれて育った彼は、ある日、自分に『神に愛された子』という称号が付与されている事に気付く。一時はそれを忘れて日々を過ごしていたものの、次第に自分の能力の異常性が明らかになる。常人を遥かに凌ぐ魔力に、植物と会話する力……それらはやはり称号が原因だった! 平穏な日常を望むリーンだったが、ある夜、伝説の聖獣に呼び出され、人生が一変する――!