ハズレ令嬢の私を腹黒貴公子が毎夜求めて離さない
由緒ある侯爵家に生まれた『ハズレ』の令嬢、セレニア。優秀な姉に比べて落ちこぼれの彼女は、父母からも見捨てられて屋敷の離れで暮らしていた。そんなある日、セレニアは突如、父に嫁入りを命じられる。やり手の実業家であるジュード・メイウェザー男爵が、結婚を条件に家の借金を肩代わりしてくれるというのだ。しかしそれは貴族と縁を繋ぐための政略結婚にすぎないはず。夫となったジュードはセレニアを姫君のように大切にもてなすが、それもきっと上辺だけ、勘違いしてはいけない――そう思っていたのに、迎えた初夜でセレニアはジュードに何度も愛されて、おまけにこれから毎晩抱きたいと宣言されてしまい……
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
フォレスター家とコナハン家。ライバルとしていがみ合う家同士に生まれたメアリーとシリルは、幼馴染であり犬猿の仲だった。そんな敵対するふたつの家の仲を取り持とうと、突如王が下したのは政略結婚の命。しぶしぶ従うものの、シリルとの結婚がメアリーは嫌で仕方がない。なぜなら彼女はかつて騎士を目指してシリルと切磋琢磨していたが、泣いているところを彼に見られたせいで、家の確執以上に彼への忌避感を抱いていたのだ。けれどメアリーを嫌いなのはシリルも同じはず。たとえ結婚しようと形だけのものになるに違いない――。そう思っていたのに、初夜に現れたシリルは激しくメアリーを求めてきて……
前世を思い出して王子の追っかけを止めたら、逆に迫られています
辺境伯爵家の令嬢エステラは、第五王子オルランドの追っかけをしている。いつものように王子につきまとっていたある日、階段から転落し、目覚めた彼女には前世の記憶が蘇っていた。前世でイケメンな幼馴染が女の子に追い回されて迷惑していたことを思い出したおかげで、今までの自分の行為を反省し、王子から距離をとることにしたエステラ。しかし今度はオルランド王子のほうがエステラに迫り、追っかけを「やめたこと」に抗議してきた結果、強引に婚約を結ばされることに!? エステラは前世の幼馴染への想いを忘れられず、王子を拒もうとするのだが、何故か彼に幼馴染の面影を感じてしまい……?