「人に迷惑をかけるな」
親の教えを守り、人に迷惑をかけないよう八方美人に徹し生きてきた。
ある時、通り魔に背中を刺される。
気が付くと、目の前には一人の女性が佇んでいた。状況を問うと彼女は「ここは地獄で君は手違いで来てしまった。」という。重ねて彼女は言う「君が今まで積んできた徳は犯した悪行よりはるかに多い。だが死んでしまった今、どこへ送ることもできないのだ。転生するまでの間は、ここで自由に生活してくれ。」
そうして僕『三稜 蓮』のセカンドライフが始まる。
文字数 2,298
最終更新日 2023.09.03
登録日 2023.09.03