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ファーストフードで有名なお店には
お客様の固定概念での注文が
あっさり断れてしまうお店が存在した。
その店の正体は
全国にあるファーストフード店○○さんは
王道メニューがどこでも食べられるのに対して「うちでは取り扱いしておりません」の一言で片付けられてしまい
いくらお客様側が抗議しても
無駄なファーストフード○○店さんは独自のお店ルールを設けた
『マイノリティ』を貫くお店でした。
だけれど、常連様か近所に住んでいるだろう他のお客様は
店側に何もクレームを付けず
臨機応変に対応していて
初来店の私には戸惑いがあり困惑した
そんなストーリーです。
文字数 3,253
最終更新日 2020.07.05
登録日 2020.07.05
はるか昔、現代においては珍しくないお話だが
険悪の仲の2人がシェアハウスで同じ家になってしまった。
それは、『猿と蟹』だ。
あーーー柿ピーうめぇー!!お酒のつまみになるし最強だなぁ!
やい、カニ!
あんたは何故海からあがってきたんだ?
いや、それはこっちのセリフだ!
何で山から降りてきたんだい?
『知らねーよ!!』
『あーお腹すいた…』
そう、お互いの共通点は
『お金を持っていない』ことだった。
ある日、カニは『おにぎりもらったぞ!』
とドヤ顔していた。
猿は『見せてよ!!』といってある事に気づき
カニに
『おまえとは暮らしたくない!俺はたらふく美味しいものを食べてくるからな!横歩きしか出来ないおまえは出来ない事だけどな!俺は自転車乗って移動できるからね!』
『あー横歩きしか出来なくて悪かったね!出てってくれ』
それから『サルカニ合戦』は始まった。
残されたカニは…
おにぎり奪われなくて良かった…あぁー美味しいー
あ、柿ピー残ってる…
『確かに美味いわ…』
次の日からご飯どうしようか…
残しておいた食材は全部食いしん坊の猿に食われてしまった…
『このクソ猿め!!!』
猿は自転車3時間かけて目的地に到着
そこには大量にお弁当が捨てられていた。
(ゴミ行き…いや、これまだ食べられるんじゃない?あーーーやっぱり美味い)
とそこに
『て、、店長!!猿が!!』
と悲鳴があがった。
店長がきた。
『おや、絶滅危惧種の日本猿!珍しい!キミはどこから来たのか?』
『俺の家、ウザイ相方がシェアハウスなのに一方的に出てけと言ってきてお腹空いてこっちにきたんだ。』
『キミ、日本語話せるのかい?』
『もちろんさ!って何で食べられるものを捨てるんだ?食べ物を大事にしてよな!本当にここのお店のご飯は美味しいよ!』
店長はそのアルバイトの女の子に
『悪くないしむしろマスコットキャラでこの赤字の店を黒字にしたい』
と説得して
何と猿がアルバイトへ昇格したのだった。
店長
『ここは寒いけど売れなくなったご飯置いておくからここで暮らしな』
『え?いいんすか?ありがとう!』
『後はキミはです、ますを付けてお話出来ればカンペキね!』
『ありがとうございます!』
その住処は【ウォークイン】であった。
つまりペットボトルの冷蔵庫の裏であった。
それから相変わらず食いしん坊ではありつつ
レジや品出しも全てこなし、さらに特技といえるジャンプでお店の蛍光灯を1発で替えたり
高いものに届かない人に代わりに取ってあげるなど優しい事をして店長企画の『マスコットキャラ猿』は大成功で
今までお客さんはほとんど常連さんしか来なかったのにクチコミでお客さんが増えて捨てられる商品もなくなって
黒字へ成功したのだった。
もちろん猿はアルバイトだから
給料ももらえて好きなものを買いたい放題だった。
文字数 1,993
最終更新日 2019.12.18
登録日 2019.12.18
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