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――非公式の部活、言ノ葉怪盗部。彼らに頼めば、どんな言葉も盗んできてくれ、盗まれた人は楽になると言われている。しかしその正体は謎に包まれ、妖怪だとか子どもだとか噂は絶えない――。
八駒宙と会う約束をしたその日、彼は屋上から飛び降りた。
宙の死は紛れもなく自殺、誰もがそう信じた。たった一人を除いては――。
「宙は生きている」
そう断言する少女、有川笑九は言ノ葉怪盗部の存在を知る。
生存確認のため、宙の言ノ葉を盗むよう依頼。
宙の弟、さとりからも有力な情報を得るのだが……。
狂気なまでに信じ続ける人々のお話。
文字数 155,513
最終更新日 2020.01.26
登録日 2019.12.21
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