うそっ、侯爵令嬢を押し退けて王子の婚約者(仮)になった女に転生?1
しかも今日から王妃教育ですって?
自分のことがだ~い好きな“ぶりっ子令嬢”のソフィア。ある日学園で、理想の王子様・ビンセントと出会い恋に落ちる! 猛烈なアピールの末に、婚約者の座を奪いとるが、頭を強く打ったことで前世の記憶が蘇り……自分が世界で一番大嫌いだった「ぶりっ子」に転生していたことに気付く!! 人の恋人を誘惑する女も、誘惑される男も大嫌い。それは周囲の人間も同じらしく、周りは敵だらけ! どうにか、王子と侯爵令嬢の仲を元に戻したいソフィアは王宮を巻き込んである作戦を始めて――?
ワガママ令嬢に転生かと思ったら王妃選定が始まり私は咬ませ犬だった
国一番の名家である公爵令嬢として生まれ育ったヴァレリアは、未来の王妃を決める『王妃選定』の数日前に、ピアノが生き甲斐だった前世の記憶を思い出す。同時に前世の知識や価値観も戻った結果、今回の王妃選定が出来レースであるとも気づいてしまった。それならそれで公爵家の名に瑕がつかない程度に手を抜いて、空いた時間でピアノに没頭しようと思っていたヴァレリアだったが、王妃選定の公平性を真っ向から否定するような王子達の熱愛ぶりと、ヴァレリアを悪役扱いし日常生活すら邪魔する人間達に、徹底抗戦を決意して……
うそっ、侯爵令嬢を押し退けて王子の婚約者(仮)になった女に転生?
しかも今日から王妃教育ですって?
気が付くと、聡明で完璧な侯爵令嬢から王太子の婚約者の座を奪いとった子爵令嬢ソフィアになっていた私! ソフィアとしての記憶はあるものの、何でそんなことをしたのか全く理解できない。だって、可愛いだけで人の恋人を誘惑する女も、誘惑される男も私は大嫌い!! それは周囲の人間も同じらしく、私も王太子もみんなに冷たい目で見られている。まぁ、やってしまったことは仕方がない。どうにか、王太子の評判を上げ、侯爵令嬢との仲を元に戻して、自分は穏便に退場しようと奮闘するけれど……「人が変わった」ように真っすぐな努力をするソフィアを認める人が、一人二人と増えていき――!?