酒本ゆき
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黒木麻央はどこにでもいる平凡な少女だった。非日常を求めるどこにでもいる少女だ。
誰しも一度はする魔法を使えたらという妄想を現実にしたいと願う少女だった。
その日は快晴だったが体を纏わりつくような湿気の酷い暑い日。麻央の日常を非日常に変えた日。
きっと麻央はその日のことを一生忘れないだろう。最後の最後まで……。
文字数 3,053
最終更新日 2024.06.09
登録日 2024.06.09
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