前世は剣帝。今生クズ王子7
前世において、必ず殲滅すると誓った「黒の丸薬」と、そこから生み出される“異形”。この世界にあるはずの無いそれらを目にし、ファイの心は大きく揺れ動く。異形を使い、他国への侵略を続ける帝国に対し、ディストブルグ国王フィリプは連盟首脳会議(クーリア)の開催を宣言。周辺諸国と連携し、帝国に対抗する姿勢を明確にする。一方ファイは、国境付近の「迷いの森」の中にあるという、帝国が狙う古代遺跡の調査をするため、国境都市フィスダンを訪れていた。身分を隠し、偽名を使いながら、迷いの森の幻惑が弱まる時期を待つ。そんな中、ファイの前に現れたのは、「時の魔法」を探しているという少女だった──。
前世は剣帝。今生クズ王子6
ディストブルグに潜入していた帝国のスパイを倒したファイ。しかし、それは徐々に迫る帝国の魔の手の先触れにすぎなかった。帝国が極秘裏に研究し、過去から蘇らせた「災厄」。それはファイにとって、決して許す事の出来ない因縁の存在だった──。
絶対零度の魔法使い2
ある日死にかけ、目が覚めると最強の氷魔法使いになっていた、元魔法適性皆無の落ちこぼれ貴族・ナハト。己の邪魔をする悪徳貴族を全員凍らせる事を決意した彼は、情報を集めるため、シャネヴァという街を訪れる。そこでは突然変異した魔物の出現や子供の失踪など、不穏な噂が後を絶たないという。そして、数々の事件の裏には、 ナハトを陥れた貴族の陰謀が隠れている事が判明するのだった。ついに黒幕との最終決戦へ。元・落ちこぼれ貴族の爽快世直しストーリー、完結!
前世は剣帝。今生クズ王子5
万病に効く「虹の花」を求めて「魔の島」へと向かった兄・グレリア達を待っていたのは、古の最強種族、吸血鬼だった。大切な人達を守るため、島へと駆けつけたファイは、今生では例のない強敵との死闘に挑む。未熟な肉体を影の力で強引に強化し、己の限界を乗り越えたファイは、遂に吸血鬼の戦士、ヴェルナーを撃破する。虹の花を手に入れた一行は、魔の島からの脱出を試みる。一方その頃、祖国ディストブルグには、軍事大国の影が迫っていた──。
絶対零度の魔法使い
魔法適性が皆無の落ちこぼれ貴族・ナハトは、ある日、森の中で突然男たちに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。駆け付けた護衛であるアウレールの魔法で、なんとか死は回避できたものの、氷漬けのまま仮死状態に―― それから一年が経過し、彼が目を覚ますと、なんと、最強の氷魔法使いになっていた!? 一族の汚点だと疎まれ、命まで狙われていたけれど、腐った貴族は全員凍らせて、これからは自力で幸せになってやる! 元・落ちこぼれ貴族が氷原世界で繰り広げる、成り上がりストーリー!
前世は剣帝。今生クズ王子4
ファイの兄・グレリアは、親友であるリィンツェル王子・ウェルスの頼みを聞き入れ、万病に効く虹の花を採取するために、『英雄』達と共に魔の島へと向かう。一方、グレリアに実力を知られていないファイは、兄が決して一緒に連れていってはくれない事を予測し、彼らを守るために、単身別ルートで乗り込む計画を立てる。その頃、魔物蠢く孤島では、古より生き続ける『最強種族』が、忍び寄る人間達を狩り尽くすために目を覚ました──。
前世は剣帝。今生クズ王子5
憎むべき〝異形〟を生み出す張本人を討つため、ファイはついに帝国へと赴く決意を固める。折しも開催中の〝連盟首脳会議〟で獣人国の王子が対帝国の強硬論を主張、自ら挙兵する。迎え撃つ帝国側の〝英雄〟達との激戦が勃発する中、ファイは単身で帝国の本城への侵入に成功。しかしそこで待ち受けていた黒幕は恐るべき相手だった――。グータラ最強剣士ファンタジー、堂々完結!
前世は剣帝。今生クズ王子4
『豪商』ドヴォルグから依頼を受けたファイは、人を惑わすという『真宵の森』を訪れる。その森の奥に佇む謎の古代遺跡には、ファイ自身の根幹に関わる、ある重大な真実が秘められていた。到底受け入れがたい真実を知り、己という存在を見つめ直すファイ。そんな彼の前に、古代遺跡の秘密を狙う帝国の〝英雄〟が立ちはだかる――。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第4弾!
前世は剣帝。今生クズ王子3
アフィリスやリィンツェルでの活躍が知れ渡り、一躍「英雄」として認識され始めたファイ。それは各国間のバランスに影響を与え、結果として暗殺や勧誘といった不穏が彼の周りに付きまとい始める。そんな中、彼は異種族淘汰を謳う帝国が、自分の前世と因縁のある怪物〝異形〟を現世に復活させたと知るのだった――。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第3弾!
前世は剣帝。今生クズ王子3
兄・グレリアと共に、水の国リィンツェルを訪れたファイ。グレリアは、親友であるリィンツェル王子・ウェルスの頼みを聞き、万病に効くとされる『虹の花』の採取に協力する事になる。しかし、その行き先は『英雄』ですら生きて帰って来られないといわれる『魔の島』だった。誰にも告げずに兄達の脅威を排除する決意を固めたファイは、護衛であるフェリを遠ざけようとする。一方のフェリは、自分の身を顧みないファイを独りにしないため、力ずくで止める覚悟を決める。信念をかけた主従対決が、いま始まろうとしていた──。
前世は剣帝。今生クズ王子2
兄グレリアとリィンツェル王国を訪れたファイは、自分達を招いた第二王子ウェルスの企みを知る。それは、万能の薬となる『虹の花』が咲く敵国領の孤島へと渡るという計画だった。しかもその島には、危険な魔物が潜んでいるという。ウェルスへの協力を決めたグレリアは、弟を危険に晒すまいとファイを置いて出発するが……。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第2弾!
前世は剣帝。今生クズ王子 1
かつて〝剣帝〟と讃えられた一人の剣士がいた。戦いの日々の果てに自ら死を選んだ彼は、ディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグとして転生する。前世での生き様を疎み、今生では〝クズ王子〟とあだ名される程のグータラ生活を送っていたファイ。しかしある日、隣国との盟約により戦争に参加する事に――。グータラ最強剣士ファンタジー、待望の文庫化!
前世は剣帝。今生クズ王子5
憎むべき〝異形〟を生み出す張本人を討つため、ファイはついに〝クズ王子〟の仮面を脱ぎ去り、帝国へと赴く決意を固める。折しも開催中の〝連盟首脳会議〟で獣人国の王子が対帝国の強硬論を主張、自ら挙兵する。迎え撃つ帝国側の〝英雄〟達との激戦が勃発する中、ファイは単身で帝国の本城への侵入に成功。しかしそこで待ち受けていた黒幕は、予想だにしない恐るべき相手だった――前世からの因業を斬り伏せるべく、〝剣帝〟は最後の戦いへと征く!
前世は剣帝。今生クズ王子2
騎士ログザリアとの出会いを経て、今生でも剣を執る事を決意するファイだったが、敵軍の最高戦力『英雄』イディスにより、幻術の中に取り込まれてしまう。そこで見たのは、前世の師の姿だった──。
偽聖女にされた令嬢はそれでも全てを救いたい
『聖女』として生きた前世を持つ、転生令嬢ミレア。奇しくも今生でも『聖女』の地位を与えられた彼女は、王国全土を覆う結界を密かに張り続け、人知れず、魔物の脅威から人々を守っていた。しかしある時、婚約者である王太子から『偽聖女』と糾弾され、挙句の果てに婚約まで破棄。さらに、結界を張り続けた無茶が祟って倒れてしまう。それぐらいで挫けるミレアではないものの、彼女が倒れた影響で結界が綻び、魔物の侵入が発生! そして、王国を揺るがす大事件に巻き込まれていく――!
前世は剣帝。今生クズ王子4
グータラ最強剣士ファンタジー第四弾! 『豪商』ドヴォルグから依頼を受けたファイは、人を惑わすという『真宵の森』を訪れる。その森の奥深くに佇む謎の古代遺跡には、ファイ自身の根幹に関わる、ある重大な真実が秘められていたのだった。到底受け入れがたい真実を知り、追憶と悔恨に揺さぶられる中、己という存在を見つめ直すファイ。そんな彼の前に、古代遺跡の秘密を狙う帝国の〝英雄〟が立ちはだかる――最強の〝英雄〟と、覚醒した〝剣帝〟。譲れないものを懸けた戦いが始まる!
前世は剣帝。今生クズ王子1
世間に悪名轟く「クズ王子」ファイ。 その前世は「剣帝」と呼ばれた男だった。 頑なに剣から距離を置き、 グータラ三昧の日々を過ごす ファイだったが、 隣国でのある出会いをきっかけに、 運命の歯車が動き出す。
婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした
婚約者である王太子の陰謀により、冤罪で国外追放に処された令嬢・ツェレア。人里に居場所のない彼女は、『魔の森』へと足を踏み入れる。それから七年が経ったある日。ツェレアのもとを、魔王討伐パーティが訪れる。女神の神託によって彼女がパーティの一員に指名され、勧誘にやって来たのだ。しかし、彼女はそれを拒絶し、パーティの一人を痛めつけて送り返す。実はツェレアは女神や魔王と裏で結託しており、神託すらも彼女の企みの一端なのであった。狙うは自分を貶めた王太子の首。悪役にされた令嬢ツェレアの過激な復讐が今始まる――!
前世は剣帝。今生クズ王子3
グータラ最強剣士ファンタジー第三弾! アフィリスやリィンツェルでの活躍が知れ渡り、一躍「英雄」として認識され始めたファイ。それは各国間のバランスに影響を与え、結果として暗殺や勧誘といった不穏が彼の周りに付きまとい始める。そんな中でファイに訪れた、ある出会い。そして彼は、異種族淘汰を謳う帝国が、自分の前世と因縁のある怪物〝異形〟を現世に復活させたと知る。許されざる存在への怒りに身を焦がすファイは、全ての鍵が隠された古代遺跡へと旅立つ――
前世は剣帝。今生クズ王子2
グータラ最強剣士ファンタジー第二弾! 前世は〝剣帝〟と讃えられた剣士であり、今生では〝クズ王子〟の悪名を轟かせるディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグ。兄グレリアとリィンツェル王国を訪れたファイは、自分達を招いた第二王子ウェルスの企みを知る。それは、万能の薬となる『虹の花』が咲く敵国領の孤島へと渡るという計画だった。しかもその島には、人が寄せつけない元凶たる危険な魔物が潜んでいるという。ウェルスへの協力を決めたグレリアは、弟を危険に晒すまいとファイを置いて出発。そして魔の島にて、壮絶な死闘が繰り広げられる。一方のファイもまた、大事な人達を守るべく、自らの力で渡航の手段を探るのだった――