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魔王の妃となり数十年。平和・・・とまではいかなくとも、日常を楽しんでいた。が、唐突に表れた一つの勢力、ではなく力によって魔王軍は壊滅。 妃の命もまた、多くの者達と同じ様に儚く散ると思われた。 「・・・ここはどこだ。そしてお前は誰だ!?あぁん?」 「ここはお前の仇の家。そして俺はお前の仇の旦那だ。よろしくな。妃様」 そして妃さまは、今まで目を背けてきた世界に向かって、ゆっくりと歩き始める。
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文字数 18,727 最終更新日 2017.09.17 登録日 2017.07.09
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