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ある日の夢の事、十七歳の少年……弑抒 忍は謎の少女、冷呈 白空と出会い、自身が心來人、という者になると告げられる。
心來人が何なのか分からないまま彼は目覚め、夢の事は特に気にせず忘れようとしていた。
だが、白空は現実に現れ、一悶着あった後、忍は半ば強制的に心來人にさせられる。
忍は自身の心を元にした術——心來式を扱う者、心來人となり、人が変貌する怪物、心濫獣との戦いに身を投じる事となった。
その戦いの果て、何者にでもなれるのに何者にもなろうとしない忍と、何者にもなれないのに何者かであろうとする白空の二人は、自分達が何者であろうとしていたのかを知る。
カクヨムノベプラにも掲載してます
文字数 20,025
最終更新日 2023.06.24
登録日 2023.06.22
10年前のある日、突如として怪獣と、それを打ち倒す巨人——ヴィータマンが現れた。
幼かった頃の弟切 紡はその戦いの中で自身の両親を失い、巨人への憎しみを抱き続けて現在まで生き……そして遂に巨人の変身者である延命 菠希と出会う。
紡は巨人に対する憎しみを忘れはしないが菠希と関わった事で憎しみと同時に親しみを覚える。
菠希は紡という自身の戦いの被害者を前にし、自らの力に対する責任感を深めていく。
菠希と紡、そして怪獣を作り出し……自ら悪を名乗る少女とその中に潜む何者か。
彼らは互いの関わり合いの中で、ヴィータマンと怪獣の戦いの中で自分自身の心と向き合う事となる——
文字数 2,662
最終更新日 2023.05.23
登録日 2023.04.29
6年前に死亡し少女の命日、少女を見殺しにした罪を背負い憧れを捨てた青年……朝日 昇流が思い出の展望台で夢中 啓示と共に街を見渡していた時だった。
突然何かが自宅の天井を貫き空へと飛翔する光景が瞳に映る。
困惑していると空が段々と、鎧の様な夜に包まれていき……そして……
気が付くと朝日は辺り一面に雪の広がる銀世界の上に立っていた。
その銀世界の中で謎の怪物……ワールデスという種族と遭遇する。
ワールデスによって命を奪われそうになった時、突然現れた空を舞い、言葉を扱う紺色の鎧、ナイトに救われる。
朝日はナイトと一体化しアーマードナイトとなりワールデスを撃破し……雪は消えた……が、雪が溶け切った後に広がっていたのは……
紺色に錆び付き、崩壊した世界だった。
朝日はワールデスと戦いながら崩壊した街を巡り、その中で崩壊世界の正体……そして自らの……かつて果たせなかった夢を叶える。
文字数 195,713
最終更新日 2023.04.09
登録日 2022.10.17
10年前、突如現れた謎の害虫、ガイセクトにより鎧巣街は滅ぼされた。
そして現在、10年前の生き残りの5人により害虫殲滅隊が結成、ガイセクトとの戦いに日々を費やしていた。
慣れた様に戦っていたある日、いつも通りガイセクトを駆除をした直後だった。
新たに出現したガイセクト、これまで戦ってきたガイセクト達とは比べる事も出来ない程に強力なガイセクトにより隊員の1人が殉職する。
また1人は気を失い、1人は害虫を体内に入れられ気を失い、1人はガイセクトに追われ、全てが終わった、敗北した、そう思った時だった。
突然、害虫殲滅隊の1人、兜輝 旺夜の腹が破裂し、その中から一体の赤いカブトムシ、ヘクスが現れた。
気を失った隊員を襲おうとするヘクスを止めようとし、襲われた時、その角に命を終わらされようとした時の事だった。
ヘクスが赤く輝く粒子となり、旺夜の身体に纏わりつき、鎧となったのだった。
鎧の名は、アーマードヘクス
その力を手にした旺夜はガイセクトと対等に戦い、そしてヘクスとの絆を深めていく。
何がガイセクトを呼び寄せたのか、
ガイセクトの王とは、女王とは何か、
そして旺夜が選ぶのは人か、虫か、
その全てを始めたのは誰かなのか。
たとえ何が起ころうともガイセクトと戦う。
なぜなら兜輝 旺夜のやるべき事はただ1つ、ガイセクトを殲滅する、それだけだから。
文字数 72,716
最終更新日 2022.09.16
登録日 2022.08.17
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