愛すべき『蟲』と迷宮での日常4
凄腕『蟲』使いのレイアのもとには、様々な依頼が持ち込まれる。冒険者養成機関の臨時講師、ギルドのクソ生意気な新人職員への研修、そして小国の乗っ取りを企む謎の美人エルフの調査など。もちろん、レイアはそれらの依頼を誠実にこなしていく。だが同時に、余計な犠牲者も大量に発生させてしまう。トラウマを植えつけられた者、身ぐるみをはがされた者、行方不明になった者……。そのほとんどが、レイアの歪んだ価値観と間違った正義感によるものなのだが、本人は心底善行のつもりなので矯正は不可能。よって、レイアの暴走は永遠に止まらない――
愛すべき『蟲』と迷宮での日常3
凄腕『蟲』使いのレイアは、大貴族となった今も、冒険者として迷宮に潜る日々を楽しんでいる。だが、そんな彼の命を狙う人間が存在した。それは、私服を肥やすレイアの元上官の騎士や、国を乗っ取ろうとするギルドの幹部たち。彼らの身勝手な野望の達成には、レイアが邪魔だったのだ。そのため、罠や奇襲など様々な手を仕掛ける。しかし、蟲の魔法は彼らの想像を超えて強かった。拷問、洗脳、力押しと、レイアはあらゆる手段を用いて、悪党どもを返り討ちにしていく――
愛すべき『蟲』と迷宮での日常2
ネットで大人気のダンジョン冒険ファンタジー、待望の第二弾! 容姿端麗で、世界で唯一の『蟲』魔法の使い手であるレイア。実力派冒険者であり、大貴族でもある彼だが、巨大な欠点が一つ。極悪非道な性格なのだ。レイアがどうしてそのようになったのか。その秘密は、数々の出会いにあった。元日本人の巨大な蟻のモンスター、根性悪の底辺冒険者、ドスケベ皇帝陛下、そして最強の『闇』魔法使い。規格外の彼らによって、レイアの魔法の腕は磨かれ、性格は外道へと変わっていったのだ――
愛すべき『蟲』と迷宮での日常
自称紳士で、凄腕蟲使いのレイアは、地下迷宮「モロド樹海」でギルドの依頼をこなすランクBの冒険者だった。ぱっと見はアルビノ体質のイケメンなレイアだが、その本性は他人よりも自らの操る蟲の方を大事にする外道。怒らせると命がない男として、周囲からは恐れられていた。そんなレイアは、あるとき、迷宮に潜った貴族の娘の救出を依頼される。ここでも外道のレイアは、依頼料を搾り取れるだけ搾り取ってから、迷宮に入っていくのだった――