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人類史においてターニングポイントとなった二度の世界大戦。その凄惨さは充分に知られているが、その史実は全てではない。
非公的組織〈ソレット〉は、その凄惨な歴史の裏側で誕生し、1世紀以上経った現代社会においてもそれぞれの矜持に基づき4つに分派し、歴史の裏側で暗躍を続けていた。
その一派の〈十字(じゅうじ)ソレット〉に属するソウガは、ある日分派である〈四宝(しほう)ソレット〉の一人、ファンショが行方不明となった事を知らされる。
人員不足の〈四宝ソレット〉の代わりに、〈十字ソレット〉はファンショの捜索任務に出る事となったが、ソウガたち〈十字ソレット〉が向かったのは、〈ソレット〉の由縁(ゆえん)たる場所、「針子村(はりこむら)」であった。
甦った廃村と、行方不明の仲間。そして、我ら〈ソレット〉の始まり。
歴史の裏で暗躍し続ける者たちを描いた、リアル・ロー・ファンタジー。
文字数 205,618
最終更新日 2024.07.06
登録日 2024.07.06
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