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紀夫は子供の時から運動が苦手で体育の授業や運動会などで辛く苦しく、また惨めな思いをしてきた。また女性についても一途で独特な考え方を持っているせいか、また出会う女性が独特で難しい女性が多いせいか、しばしば翻弄され、苦闘が続いていた。しかもそんな妙なところで苦労している紀夫には、他の人たちとは違ったことが気になってしまう面があり、その最たるものが環境問題だ。紀夫はまだ環境問題のことが日本ではほとんど話題になっておらず、人々も全く省みていない頃から環境問題に関心を持っており、どんどん生活が便利になっていくのを多くの人々が手放しで喜んでいる中で大きな疑問を持ち、ついには環境問題に少しでも貢献できるようにととんでもない計画を思いつく。しかしその頃知り合ったある女性は違った考えを持っており、自分の信念と女性の間で板挟みになって大いに悩んだ挙句、紀夫はある結論に達するのであった。
文字数 7,705
最終更新日 2024.12.21
登録日 2024.12.16
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