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日常の裏側では魑魅魍魎が跋扈している。夜の世界で人を脅かし、時には誘い、時には喰らう。……だが、それも今となっては過去の話。こと現代において彼等に繁栄の兆しは無い。
街に光は溢れ、眠らない。人の隣人であった彼等も、いつしか姿を消すだろう。そこに貴賤は無く、それは全ての存在に等しく訪れる栄枯盛衰である。
何れ滅びる存在である。しかしだからと言って、今はまだ消えてはいない。例え、人を喰らわんとする存在であっても。
だから彼女は斬る、ただ生きるために。
この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。不定期更新ですが、サイトによる更新速度の違いはありません。
文字数 22,765
最終更新日 2018.02.17
登録日 2017.12.30
変わり行く世界でも、変わらないものがあると信じて。
生きていれば人と出会って別れるのは当たり前だけれど、人の数だけ其々に物語はあって、其々から見える世界がある。
これは、彼の視点の物語。
ある日、たった一人の家族が失踪した。
ずっと傍に居たのに、一番近くに居たのに、俺は何も気付いてやれなくて。
それでも。だからこそ。例えどんなに小さな希望であったとしても、俺にはすがる以外はなかった。
そして迷い込んだ先にあったのは魔法の世界。
その世界でもやっぱり、悩んで、苦しんで、打ち拉がれる事もあったけれど、手に入れたかけがえのないものも沢山あったから。
もしこの世界にお前が居るのなら、俺は何としてでも見つけてやる。
そして帰ったら……また、一緒に笑い合おう。
「私はもう……乗り越えましたから!」
「約束……した……」
「ずっと……心配してたんだぞ……」
「そんなの……らしくないじゃない!」
「私は……幸せだったよ……」
きっとその時は……昔よりも騒がしくて、昔よりも楽しい筈だから。
‡ ‡ ‡
温かい目で見守って頂ければ嬉しいです。
矛盾点や、誤字脱字などの御指摘は伝言板までお願いします。
※時々修正していますがストーリーの変更はございません。
※お願いがあります※
読者の皆様方が気持ち良く読んでいただくため、レビューやコメントでのネタバレ等にはお気をつけお願いします。
2012年2月14日執筆開始
2015年5月7日執筆終了
登録日 2017.10.19
彼と支点の物語。
変わった。戻った。狂った。広がった。繋がった。どんな言い方をしても、一緒だった。
短い間に色んな体験をして、多くの物を得て、失くした。
まるで夢物語で、帰ってきた筈だったのに、やっぱりそれは夢なんかじゃなくって。
全てが変わって、何も変わっちゃいなかった。
TWINE TALEの続編です。
前作を読んでいただく事をおすすめします。
未々至らない点はございますが、どうか最後までお付き合いくだされば幸いです。
誤字脱字、矛盾点等の報告を頂けると作者は喜びます。
※お願いがあります※
読者の皆様方が気持ち良く読んでいただくため、レビューやコメント等でのネタバレにはお気をつけお願いします。
2015年4月4日執筆開始
登録日 2017.10.19
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