春の豆腐屋

春の豆腐屋

 執筆ペースは気まぐれ、生活リズムも気まぐれ、プラプラ暮らしております。
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───この世界は不平等だ。  一人一人が持つ力の強さすら違うというのに、皆が同じ枠組みの中で暮らさなければならない。  普通、一般、通常、凡庸、飾り気のない言葉で常識に囚われ、ある日なんの脈絡もなく降った理不尽に全てを奪われる。      “それだけが平等だ”  いいや、その理不尽すらも全員に降っている訳ではなく、その被害も異なる。  納得できない。 ───この世界は理不尽に満ちている  そうだ、この世界は理不尽だ。  理不尽という物事の在り方すら誰そ彼知るものと知らぬものとに分かれる。そんな不条理は気にくわない。認められない。  だから私は、この世界を破壊する。
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文字数 3,403 最終更新日 2019.10.13 登録日 2019.09.15
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